天然キャラで大人気のゲーム実況者もこうさんの伝説的なエピソードはたくさんありますよね。その中でも一番「やばい」と言われている有名なエピソードが企業案件を放棄した「黒い砂漠事件」です。
もこうさんはユーチューバーの貴重な財源でもある企業案件を「ゲームがつまらないという理由で」放棄しました。今回は黒い砂漠事件について詳しくまとめます。気になっていた方は、是非ご覧ください。
黒い砂漠事件
事件が起きたのは2019年1月31日の夜でした。もこうさんは「企業案件じゃない、たこ焼きでもつまみながら雑談でもするわ」と言いながらYouTubeライブを始めました。もこうさんは本当に普段通りに雑談を始めましたが、雑談の背後からは聞きなれないゲームのサウンドが流れており、コメント欄は何が行われるのかとざわめいていました。
そして普通の雑談が30分ほど続いたところで、もこうさんは突然「さぁ、やりますか」と言いながら本題の「黒い砂漠」の企業案件をスタートさせました。当時は多くのゲーム実況者が黒い砂漠の企業案件を受けており、視聴者たちはBGMから薄々黒い砂漠の案件ではと気付いていました。
もこうさんは黒い砂漠の紹介をし始め、序盤は楽しそうにキャラメイクなどを行っていましたが、途中からチュートリアルに飽きてしまったようでゲームの実況をせず、歌を歌い始めました。さらにはスタートから10分が経過しようとしていた頃「こういうゲームが好きな人にはドハマりするゲームだと思う」など怪しい発言が増えてきました。
そして黒い砂漠の実況がスタートして15分が過ぎたとき、もこうさんは突然「もう金もらうのやめるわ、この30分が辛いから。担当の人にも言っとく、アーカイブも消すわ。じゃ!」と言い、配信を消しました。
もこうさんの視聴者は「このゲームやらない」「つまらない」という意見をコメントすると共に「ワロタ」というコメントで盛り上がりました。
事件現場にはおにやがいた
もこうさんの黒い砂漠事件にはもう一つ、隠れた裏ストーリーがありました。
実はもこうさんが黒い砂漠の企業案件を行った日、偶然ゲーム実況者の後輩でもこうさんを師匠と慕う「おにや」さんがもこうさんの家を訪れていました。
おにやさんは当時「企業案件の受け方やゲーム実況に対する姿勢」について悩んでおり、もこうさんに相談をしにやって来ていました。というのも、おにやさんはお金のために自分が受けたくない企業案件を受けたり、再生回数を伸ばすために面白くないと思うゲームを実況しており、自分のやりたいことと現実に挟まれ、YouTubeでの活動を辛いと感じていました。
おにやさんがもこうさんにそのことを打ち明けると、もこうさんは「今日丁度企業案件の撮影をする予定がある」と言い、配信で黒い砂漠の紹介を始めました。おにやさんはもこうさんの姿から企業案件を受ける姿勢を学ぼうと見守っていました。
もこうさんが企業案件を放棄した姿を見ておにやさんは「まずは自分がゲームを楽しまなければゲーム実況者は続けられない」と学び、これ以降自分の好きなゲームを実況するようになりました。
おにやさんはもこうさんに「感銘を受けました」と話しましたが、おにやさんはもこうさんから「絶対に真似はするな」と釘を刺されたようです。